ホルムアルデヒド含有アガロースゲルを用いたRNAの電気泳動
使用例3
ホルムアルデヒド含有アガロースゲルを用いたRNAの電気泳動
試薬 | 10×MESA、Agarose、Formamide、*Formaldehyde solution、Ethidium bromide、Bromophenol blue、Xylenecyanol FF、Glycerol (*Formaldehydeの蒸気は毒性を有するので、取り扱いはフード内で行います) |
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方法 | EB溶液作製 | Ethidium bromideを0.5mg/mlになるように溶解させ、冷暗所で保存します。 |
色素マーカー | 0.2mg/ml Bromophenol blue、0.2mg/ml Xylenecyanol FF、62.5% Formamide、1.14M Formaldehyde solution、1.25×MESAになるように溶解させます。 |
ゲルの作製 (12% Acrylamide の場合)
- Agaroseに68mlの精製水を添加し、電子レンジなどで加温溶解します。
注:突沸する恐れがあるので注意します。また溶け残りがないことを確認します。 - 液温が60℃程度に下がったら、0.5μg/mlになるように前もって作製したEB溶液を添加します。
- 電気泳動ゲルの型からゲルが流れ落ちないように、テープで型の両端を貼ります。
(Agarose溶液を入れた時、漏れないようにパスツールピペットでテープと型との境目をAgarose溶液でシールします。) - コームを差し、境目のAgaroseが固定したら、残りのAgarose溶液を型に流し込みます。
- 固化したことを確認した後、コームを静かに引き抜き、テープを剥がします。
電気泳動
- 電気泳動の泳動バッファーも10×MESAを用いる。10×MESA 100ml を精製水で1Lにします。
- 作製したゲルを泳動槽に装着し、泳動バッファーを流し込みます。
- サンプルと色素マーカーを5:1の割合で混和し、ゲルのスロットに注入します。
- 定電圧で電気泳動を実行します。
- 色素の泳動距離を目安にし泳動を終えます。
- DNAのバンドの確認はUVを照射して行います。