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試薬企業の機能について

生産体制

試薬業者が取り扱う品種は数万種、市場全体では数十万種にのぼるといわれています。 一回の使用量が限定されているため生産ロットは一般の工業薬品と比較するとはるかに小さいので、少量多品種に対応可能な生産体制が必要とされます。

品質管理

ごく微量でも不純物があるものは試薬としては役目を果たせません。高品質保持のための厳密な生産・品質管理が必要です。
品質の内容を定めた規格には、国で定めた規格や国際規格があり、一般の化学薬品よりも試験項目が多いことも試薬の特長です。

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試薬の純度のみならず不純物の量・試験方法なども明示されます。

包装・容器

包装単位が小さい事が試薬の特徴です。
アンプルのような密封容器、遮光された褐色瓶など試薬の性状に応じて適切な容器を選択して小分け包装されます。

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日本試薬協会