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膜蛋白質研究用試薬

蛋白質研究の最もオーソドックスなやり方は、目的とする蛋白質を精製し、その構造と機能及び働きの分子機構を解析するというものであります。これまで細胞質等に存在する可溶性蛋白質の解析は進んできましたが、細胞膜に存在する不溶性蛋白質の解析は遅れていたようです。
それは不溶性の蛋白質を精製するにはまず膜を可溶化しなければならないからであり、今でも大変難しい問題ではありますが、この難しい細胞膜蛋白質可溶化のカギを握るものが界面活性剤だと言われております。近年、多くの界面活性剤を使った解析研究の報告が行われるようになってきて、様々な可溶化剤と可溶化条件が明らかにされて参りました。
しかし、細胞には数多くの膜蛋白質が存在し、それらの解析はまだ始まったばかりといえるでしょう。そして、最近もっとも強く要望されていますのが以下の性質を持った可溶化剤です。

  1. 目的の蛋白質を可溶化させる能力が十分高い
  2. 目的の蛋白質を失活させない
  3. 透析等で簡単に除くことができる
  4. 紫外部に吸収を持っていない

キシダ化学では、長年にわたって膜蛋白質溶解剤の開発にあたってきましたが、このほど新規に膜蛋白質溶解剤を追加発売致しました。皆様方の研究活動の一助として、ご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

参考文献
  1. 笠原道弘 有機物の膜輸送系の再構成と精製 膜蛋白質核酸酵素 24,1077(1979)
  2. 土屋友房 「膜タンパク質の可溶化と界面活性剤」化学と生物実験ライン5廣川書店(1990)
  1. 非イオン性
  2. 両イオン性
  3. 陰イオン性

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